入社の理由をお聞かせください。
学生時代にアパレルショップでアルバイトをしていたのですが、コロナ禍の影響で仕事が減ったため、空いた時間を有効に使おうと応募したのが古本市場でした。ちょうどその時期に、古着の取り扱いをスタートさせるタイミングだったこともあり、古着担当として採用されることになりました。前職で培った経験を活かし、POP作成や売り場づくりに取り組む中で、アルバイトという立場を越え、自らの提案を積極的に取り入れてもらうなど店舗の売上に貢献できる喜びが大きな働きがいになっていきました。その後、正社員を目指して就職活動をしている際に、先輩社員からこれまでの働きを評価していただき、幸運にも正社員として採用いただくことになりました。アルバイト時代と比べ、在庫管理や売上分析など、幅広い業務を担当する大変さを感じる一方で、自らの施策を実行できる環境に新たなやりがいを見出しています。
現在の業務内容と印象に残るエピソードを教えてください。
現在は、ブランドショップ部門を担当し、商品の選定から値付け、店舗のレイアウト、販促企画までを一貫して担当しています。アパレルや雑貨、アクセサリーなど幅広いアイテムを扱う空間をトータルでプロデュースし、お客様が自然と足を止めたくなる売り場づくりを目指し、導線やポップの内容など、細部までこだわりを持ちながら仕事に取り組んでいます。ブランド品には以前から関心はありましたが、買取業務に関しては全くの未経験でした。当初は、お客様とのコミュニケーションもうまく取ることができず、思い悩む日々が続きました。その状況から脱するきっかけとなったのが、お客様との信頼関係を意識するようになってからです。顔や名前を覚えるだけではなく、他愛のない会話の内容から趣味や趣向、ニーズを汲み取り、それに合わせた会話をするようになると、自然と距離が近くなり、成果も挙げられるようになりました。今では、「小茂池さんに、ぜひ買ってもらいたい」という嬉しい言葉を掛けてくださるお客様もおり、仕事の大きな励みになっています。

今後、実現したいこと、将来像をお聞かせください。
ブランドショップ部門は、立ち上げ段階からメンバーとして関わり、商品の選定から売り場づくりなど、中心的なポジションで仕事に向き合ってきました。キャリアに関係なく、そのような責任ある業務を任せてもらえることが、古本市場で働く大きな魅力だと感じています。また、一人ひとりに対する役割が大きい分、自然と互いに支え合う風土があり、困った時も一人で抱え込まずいっしょに成長していこうという理想的な環境もあります。今後は、この環境で成長を続け、ブランドショップ部門をさらに魅力的な事業へと成長させることが最大の目標です。品揃えだけではなく、お客様に「このお店なら信頼できる」と感じていただけるような接客や雰囲気づくりまでコーディネートすることで、そうした魅力を形作りたいと考えています。将来的には、先輩たちからの学びを、次の世代へつなぎ、ふるいちをさらに盛り上げる中心的な存在になれたらと思っています。
就活生にメッセージを
お願いします。
就職活動では、「経験がないから」と不安になり、挑戦をあきらめてしまう人も多いかもしれません。私自身、ブランドショップの経験こそありませんでしたが、「やってみたい」という気持ちを大切にしたことで、今ではやりがいを持って仕事に取り組めています。少しでも興味を持つことができれば、臆すことなく勇気を持ち、最初の一歩を踏み出してほしいと思います。
以前からファッションが好きで、特にシャネルやプラダなどが憧れのブランドです。働くようになってからは、コツコツと貯金しながらバッグや小物を買い集め、家に並んでいる様子を眺めているだけで幸せな気持ちになります(笑)。次に欲しいものは、シャネルのネックレスです。いつか手に入れ、さらに自分らしいおしゃれを楽しみたいと思っています。



